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いしのある花

少し前、友人から 教えてもらったあるドラマを
自分なりの解釈で 文におこしたい・・・と、
思いながら なかなか旨くまとまらず
(そもそも、旨く・体裁よく というワタシの
薄っぺらいプライドが禍してるのですが (;;;´Д`)ゝ)

なので、かなり総意からずれてた
あくまで マニアックな意見なので
どーか お許しください(u_u。)
.・・・と、前もってお詫びした上で
したためさせていただきますm(._,)m

ドラマの題は『ファン・ジ二』

16世紀の韓国 中宗の時代に実在したと言われる
華やかな容姿と秀でた才能で
当世随一の名妓と謳われた女性の半生の話です。

奇しくも「チャングム」と同時代の生涯で

なので、時代背景や思想・人物などは重なりも多く
両方較べてみるのも違いが見えて面白いかもしれません。

多分、好みは分かれると思います。

勝手な憶測では、男性全般や堅実な年輩の女性の多くは
韓国版「おしん」的なチャングムのひたむきな生き方に
感銘を受けるでしょうし、
女子大生やOL・ワーキングミセスにとってはファンジニの
気高さ・美しさの方に魅かれるのではないでしょうか。

実在したといいながら、史実としての記録はなく
ほぼ作り手の意向に他なりませんが
時として鼻につくほどのファンジニの復讐心と
ジ二の母の 母性的コントロールを除いては
ただ今の私には、ファンジニのドラマの方が
心地よく響きます☆

インドのカースト制度のように、身分格差が
生まれながらにして決まっていた時代
どんなにあがいても芸か身を売るしかない
妓生(キーセン)の一生。
「美しく舞う」為だけの憧れだった少女時代から
師匠と母は、夫々の人生から学んだ 
相反する教えをジ二に刷り込もうとし・・・

色々な人との出会いを通し、葛藤や学びを重ねながら
一人の人間として成長する姿を描いている作品です。

描きようによっては、例えば日本だと
かつての祇園・吉原といった花街の
遊郭独特の色香と悲哀を描いたお決まりもの…と、
いった風に、別の意味でチャングム以上に
ドロドロの人間模様に苛まれるヒロイン像になりがちですが、

師匠やジ二の芸に対する姿勢や
当時の歌舞音曲の文化的趣向が前面に描かれていて
チャンクムほどの含蓄はないにしても
ある意味 軽やかで華やかです。

特に主演の女優の表情の変化が絶妙で
恐れを知らない勝気な表情・心の内までお見通しのような
老獪な眼差し…同じ人物だろうか?と思うくらいの
変りようの中

水から顔を上げた時の16歳を演じた笑顔が

本当に花のような笑顔で、同性のワタシですら
ドキュン!と射抜かれるほど、魅力的で、
ハッとした記憶が、鮮明に残っています。

精神世界の観点からみると
植物の花は、エゴを持たず その時向かう相手に対して
惜しみなく無償の愛のパワーを与えると言われ
生活空間にあると、自ずと空気感を変え 人を癒したり
元気にしてくれるので、セッションでもクライアントの方に
生花を飾るかガーデニングをお薦めしたりします。

実際、動物や石ほどの強さはなくとも
飾った切花が開花していく様子や、プランターに植えた
苗が日差しに映えて生長して花をつける様は
携わるこちらも自然と笑顔の心地になる
とはそれほど影響力のある観賞物です

劇中で師匠は

「苦痛を友としてのように笑え。」

と、教えます。

痛み・怨み・悲しみをすべて心の内に封じ込め
一切それを表に出さず 花のように笑うこと・・・
愛や希望やそれまでの感情を犠牲にし、
切り捨てた果てに咲かせる仇花のような笑み。

師匠の生真面目さとすさまじいまでの執念とを
自分の根底でもうすうす感じつつ
だからこそ認めたくない葛藤と反抗心とが
嵐のように渦巻き 思春期のジ二は苦しみ足掻きます。

人も傷つけ そのたび自分の心も血を流し
紆余曲折の末 ジ二の見出したものは
着飾り 秀でた才で宮中に名を馳せる名花ではなく

心から湧き上がる思いを 体をつかい
謳うように舞い踊る 人としての心栄えをもった
しなやかな舞いでした。

一見 歴史的成り立ちも民族意識も
今暮らす私たちとは、なんの共通項もみられないかも
しれません。

でも、見方によっては、意思のない花になろうと
している人は、気がつかないだけで 昨今の日本で
意外と多いのではないでしょうか?

当時のジ二の境遇のように、回りからの刷り込みや
押さえつけなく、知らず知らず自分から。。。

花のように飾り、花のような香りを纏い、花のように微笑む

美しいものには、誰しも目を奪われ
ひとときシアワセな気持ちになります。

ただし 人は 意思をもった動物です。

一時期の観賞物や 誰かに手折られるのを待つ
静物ではないのです。

それぞれの心の個性を輝かせてこそ
唯一無二の花ある笑顔 生き方に繋がるのだと思います。

前回の「無心・・・」とは、逆のような内容になりましたが
Σ(;・∀・)

どちらに頷いていただくか?は、
ご覧頂いた方の感覚にお任せいたしますm(._,)m

興味ある方は、どうぞご覧くださいねー

Cid_a0001

ファンは漢字に直すと「黄」、
これはベゴニアの変り種だったと思います。

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